令和6年8月より新LIFEがスタートし、栄養管理に関するLIFE登録も開始されました。
ここでは栄養管理に関する登録内容についてまとめています。
栄養ケア加算に関する登録データ項目一覧
科学的介護推進に関する評価(施設サービス)
「科学的介護推進に関する評価」のうち、ここでは施設サービスの栄養ケアに関する項目をピックアップしています。
口腔・栄養に関する項目
| 身長 | 原則必須 |
| 体重 | 原則必須 |
| 低栄養状態のリスクレベル | 原則必須 |
| 栄養補給法 経口摂取 または 経腸栄養 または 静脈栄養 | 原則必須 いずれかを設定する |
| 食事形態 | 原則必須 |
| とろみ | 原則必須 |
| 食事摂取量 全体 主食 副食 | 原則必須 それぞれ割合を設定する |
| 必須栄養量 エネルギー たんぱく質 | 原則必須 それぞれ数値を設定する |
| 提供栄養量 エネルギー たんぱく質 | 原則必須 それぞれ数値を設定する |
| 褥瘡 | 原則必須 |
以下は新LIFEで新たに追加された項目です。
| 義歯の使用 | 原則必須 |
| むせ | 原則必須 |
| 歯の汚れ | 原則必須 |
| 歯肉の腫れ・出血 | 原則必須 |
基本的にこれまでのLIFEと内容が重複しており、一部追加されています。これら項目は対象者の食事記録や身体記録、また日常の栄養ケアに関する記録等を基に登録します。
上記項目は全てが原則必須とされているため、全て登録するようにします。
栄養・摂取嚥下スクリーニング・アセスメント・モニタリング(施設)
新LIFEには「栄養・摂取嚥下スクリーニング・アセスメント・モニタリング」に関する登録項目が設定されています。ここでは施設サービスの栄養ケアに関する項目をピックアップしています。
| サービス区分 | 必須 |
| リハ・個別機能、栄養、口腔の一体的取り組み | 必須 |
基本情報
| 要介護度 | 必須 |
| 病名・特記事項等 | 任意 |
| 作成年月日 | 任意 |
| 利用者・家族の意向 | 任意 |
| 家族構成とキーパーソン(支援者) | 任意 |
様式情報
| 実施日 | 必須 |
| プロセス | 任意 |
| 低栄養状態のリスクレベル | 原則必須 |
| 低栄養状態のリスク(状況) 身長 体重(BMI) 3%以上の体重減少率 褥瘡 原則必須 | 原則必須 体重減少率は1、3、6ヶ月間で設定可能 |
| 栄養補給法 経口摂取 または 経腸栄養法 または 静脈栄養法 | 原則必須 |
| その他 | 原則必須 |
食生活状況等
| 栄養補給の状態 食事摂取量 主食の摂取量 主菜の摂取量 副食の摂取量 その他(補助食品など) | その他以外原則必須 その他は任意 摂取量は割合を設定する |
| 摂取栄養量 エネルギー たんぱく質 | 原則必須 |
| 提供栄養量 エネルギー たんぱく質 | 原則必須 |
| 必要栄養量 エネルギー たんぱく質 | 原則必須 |
| 嚥下調整食の必要性 | 原則必須 |
| 食事の形態 | 原則必須 コードを設定する |
| とろみ | 原則必須 |
| 食事の留意事項 食事の留意事項の有無 食事の留意事項(内容) | 有無は原則必須 内容は任意 |
| 本人の意欲 | 原則必須 |
| 食欲・食事の満足度 | 原則必須 |
| 食事に対する意識 | 原則必須 |
多職種による栄養ケアの課題(低栄養関連問題)
| 口腔関係 | 原則必須 |
| その他・気が付いた点 | 任意 |
| 褥瘡・生活機能関係 褥瘡(再掲) 生活機能低下 | 原則必須 |
| 消化器官関係 嘔気・嘔吐 下痢 便秘 | 原則必須 |
| 水分関係 浮腫 脱水 | 原則必須 |
| 代謝関係 感染 発熱 | 原則必須 |
| 心理・精神・認知症関係 閉じこもり うつ 認知症 | 原則必須 |
| 医薬品 薬の影響 | 原則必須 |
| 特記事項 | 任意 |
| 総合評価 | 原則必須 |
| 計画変更 | 任意 |
| GLIM基準による評価 | 任意 |
経口維持加算(Ⅰ)又は(Ⅱ)を算定指定場合は必須
| 摂食・嚥下の課題 摂食・嚥下機能検査 実施日 検査結果や観察等を通して把握した課題の所在 | 任意 |
| 食事の観察 参加者 実施日 | 任意 経口維持加算(Ⅱ)を算定する場合は、医師、歯科医師、歯科衛生士又は言語聴覚士が参加していること |
| 多職種会議 参加者 実施日 ① 食事の形態・とろみ、補助食の活用 ② 食事の周囲環境 ③ 食事の介助の方法 ④ 口腔のケアの方法 ⑤ 医療又は歯科医療受療の必要性 | 任意 経口維持加算(Ⅱ)を算定する場合は、医師、歯科医師、歯科衛生士又は言語聴覚士が参加していること |
| 特記事項 | 任意 |
これまでのLIFEが基本となっていますが、「GLIM基準による評価」のように新様式から追加となったものもあります。必須、原則必須項目は登録するようにして、任意項目は必要に応じて登録してください。
経口維持加算(Ⅱ)を算定している場合食事の観察および多職種会議の参加者に「医師、歯科医師、歯科衛生士又は言語聴覚士が参加していること」が条件となっていますので注意してください。
栄養ケア・経口移行・経口維持計画書(施設)
新LIFEには「栄養ケア・経口移行・経口維持計画書」に関する登録項目が設定されています。例えば栄養マネジメント強化加算を算定している場合はこちらに事項を登録します。
ここでは施設サービスの栄養ケアに関する項目をピックアップしています。
| サービス区分 | 必須 |
| 入所(院)日 | 任意 |
| 初回作成日 | 任意 |
| 作成(変更)日 | 任意 |
| 利用者及び家族の意向 | 任意 |
| 解決すべき課題(ニーズ) 低栄養状態のリスクレベル 課題(ニーズ)の内容 | 任意 |
| 長期目標と期間 | 任意 |
栄養ケア・経口移行・経口維持計画
| 分類 | 任意 |
| 短期目標と期間 | 任意 |
| 栄養ケアの具体的内容(頻度、期間) | 任意 |
| 特記事項 | 任意 |
| 算定加算 | 任意 加算内容等設定する |
| 栄養ケア提供経過記録 実施日 サービス提供項目 任意 | 任意 |
栄養ケア関連や経口移行・経口維持計画を算定している場合はこちらに内容を登録します。
例として、「分類」”栄養補給・食事”、「算定加算」の項目に”栄養マネジメント強化加算”と登録します。
また、「短期目標と期間」、「栄養ケアの具体的内容(頻度、期間)」については計画書の内容を反映するようにします。
新LIFEへの登録方法
新ライフへの登録方法は以下のページの後半にまとめていますので、参考にしてください。


